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読書の記録です。

「どきどきフェノメノン」

森博嗣/角川書店

大学院・ドクターコースに在籍中の窪居佳那が過ごす、「どきどき」かつ「ミステリィ」な日常。

いやよいやよも好きのうち?
好きなものを嫌いと言うひねくれ者がいますからねー。ただ、8割くらいは本当に嫌いだと思います・・・。
佳那の心の声がおもしろい。さらにさっぱりしていて気持ちいい。シャンプーも。
奥手なのかと思いきや、ストーカーをしてみたり。笑。相手の好意に薄々勘付いていて、それをどうかわすか、受け止めるか・・・。もんもんと悩んでいるところが好き。全然相手の気持ちに気付かない鈍感な女の子よりはねー。これくらいのセンサーは乙女たる者常備しとかないと!
最後は、これで良かった・・・のか・・・。ちょっと私にはなんとも言えない・・・。本人が負けて良かったって思ってるんなら、それでいいのかな。
もしや、水谷君の持っている人形はブライスですか?いい趣味じゃないすかー。


「ティッシュみたいに丸めて投げ捨てられた夢が、彼女の周りに沢山、今でも落ちている。ときどき思い出し、膝を折って見つめてしまうけれど、恐くてもう一度拾い上げることはできない。」



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