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読書の記録です。

「みちくさ」

菊池亜希子/小学館

モデル菊池亜希子のぶらぶら、もぐもぐ、かきかき。そんな日々。

菊池亜希子さんと同年代の私。PSという雑誌を読んでいて、菊池さんが当時連載していたコラムを読んだ記憶があります。菊池さんは流行とは違う独自のスタイル・・・というか、自分はこういうものが好き!とわかっていて、かつそれがオシャレにはまるセンスを持っているんだと思います。だからとても自然体で、うっかり自分も真似できそうな錯覚に陥るのですが、もちろん真似できません。笑。
私はあてのない散歩が苦手で、目的地を決めないと落ち着かない人です。だから、散歩が趣味・降りたことのない駅で散策など、本当にうらやましいです。まずビビりなんで初見のお店に入ることが大変。それが菊池さんはお店の人とお話までしているのだから、すごい!なんだそのコミュ力は!
メインは関東なので馴染みはないですが、地図はすごく書き込まれています。絵の色使いも丁寧で、コメントはおもしろいし、写真も色鮮やかで読んでいて楽しかったです。本文もはっとさせられる文章があり、読んで良かったなーと思いました。

「厳しいのはその人が本気で生きているから。そういう人の言葉こそ大切にしなければと思った。」
「「ゆかし」とは心が惹かれていくさまのことで、「奥ゆかしい」っていうのは、もっと奥まで知りたい、内面に惹かれる、といった意味だ。」
「たくさんの選択肢があることが、いいことだとは限らない。ありすぎて、大事なものが見えなくなるのは悲しいことだ。たくさんでなくても、ほんの少しの自分にとって大切なものを見つめていくこと。」

私もネコバス乗りたかったー!



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