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読書の記録です。

「ぼくと彼女に降る夜 ナイトサクセサー」

八街歩/富士見書房

清夢騎士(スガム ナイト)は、容姿、成績、運動、すべてにおいて人並み。決して目立たず平凡な少年を15年演じてきた。しかし、彼の偽りの人生は、ある日一変する。“魔乖術師”と名乗る魔法使い同士の戦いに巻き込まれたのだ。

平凡を演じてきたんですって!私なぞ、素で地味なんだけど!
平凡を演じていた少年・ナイトが、魔乖術師同士の戦いに巻き込まれ、1人の少女の面倒を見ることになります。それがヨルさん。彼女は、魔乖術師のトップ「魔王」の座を争う戦い「魔宴」なるものに参加していて、ナイトくんは、彼女が勝ち抜くのを助けることになります。現在、日本にいる魔乖術師は「闇」のヨルと「滅」。それに、魔乖術師を狩る「魔女猟人(ヤクト・ヘクス)」も現れる。果たして、戦いの行方は・・・!
まあ、こんな感じの話で、設定は悪くないんですけど、どうも、ナイトとクラスメートの掛け合いとか、ヨルとナイトの掛け合いとかがうざったい。しかし一番の問題は、衝撃のラスト!勘違いかよ!笑。
まあ、ざっと説明すると、ナイトは初恋の恩師を、間違えて倒してしまったんですが、後でその間違いに気づいたんです。しかし、この勘違いに気づいてからのナイトの態度の変わりっぷりが、ひどい。そりゃあ、ヨルもさっきまで戦ってた敵をいきなり「治せ」と言われたら、「は?何言ってんの?」ってなるわな。笑。しかも、そのあと、「どんな姿になっても、先生はキレイだよ・・・。」とかクサイセリフを吐いて、3回もチューしやがって・・・。なんなんだよ、コイツら・・・!ナイトの最低っぷりはもとより、自分を蘇らせるためにヨルを利用しろとけしかけたアイリスも最低。さらに、ヒロインであるヨルも、あれだけナイトのヘタレっぷりを見せつけられたにも関わらず、まだ、ヘタレのことが好きときた!
なんなのこの人たち・・・?
そして、うちの兄弟は何がおもしろくて、これを最新刊までそろえたのか・・・?


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