「ガリレオの苦悩」
湯川の頭脳に挑戦してくる犯人たち。科学を殺人の道具に使う人間は許さない、絶対に。
確か「聖女の救済」と同時に刊行されたガリレオシリーズ。こちらは短編集。内海刑事が、あまりにも鋭いせいか、草薙刑事の駄目っぷりが目立つ目立つ。ワトソンっぷりが板についてきました。それでいいのか?
「落下る」内海刑事と湯川先生の初顔合わせ。湯川先生が、もう捜査に協力しないことにしたのは、「容疑者xの献身」の件があったから・・・でいいのだろうか。鍋のふたは、苦しいか・・・?
「操縦る」メタルの魔術師の粋な心遣いが素晴らしい!ろくでもない息子が、本当にろくでもないことしかしていなくて、同情できない・・・。わかりやすくて、これはこれで良いのですが。変形する金属は、がんばればなんとかなりそうだ!
「密室る」うーーーーん、ホログラムは!それはちょっと!被害者はやはりろくでもない男で、以下略。
「指標す」ダウジングは無意識に手もとに意識が反映されるため、当てにならないって話を聞いたことがあったっけ。それにしても、付き合っちゃえば良かったのに!もったいない・・・。
「撹乱す」これも、またすごい装置が登場したなあ。逆恨み・・・。最後のいじけた湯川先生がかわいい。意外に、湯川先生は内海刑事のことが気に入ってるんですねー。今後の展開を、恋愛描写は淡白な東野さんが、どう書いていかれるのかも気になります。
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