「一週間のしごと」
拾い癖がある幼馴染の菜加が拾ってきたのは、人間の子供。この行為が、のちに恭平の友人・忍や菜加の弟・克己を巻き込んだ上あんな結末を迎えるとは、このときの恭平には予想すらできなかった。
もう、ことの起こりから拒否反応が・・・。
常識人を自称している私から見れば、菜加の行動のひとつひとつが癪に障るのです。女子には甘めの私も、彼女のわがままは許せないなあ。いくら、その行動が彼女なりの優しさから起こしたものだったとしても、ダメ。許せない。
「横暴で凶暴だ。おまけに傍若無人、非常識、自分勝手、図々しい・・・。」
弟の克己君の独白ほど、彼女を的確に表現する言葉は無いでしょう。
この悪印象が無ければ、楽しめたかもしれない。残念です。
初期から忍君は怪しい匂いをプンプンさせていたのですが、女性の入れ替わりはなかなかいい感じのひねりだったと思います。私はどっちかと言うと、本筋の迷子ちゃんよりも、アパート集団自殺の方が魅力的な題材だったかな。こっちをメインにして欲しかった・・・。と無理な注文。
良い子のみなさんは、くれぐれも子供を連れ帰ったり、学校をずる休みしないようにしましょう~。・・・ほんっと特殊な環境だよね・・・。母子家庭は珍しくないにしても、姉弟だけ2人暮らし(父親単身赴任で、母親と妹は介護の為別居中)とか、離れの一軒家が勉強部屋とか、メールで連絡が取れれば安心する親とか・・・。私なんか、高校までばりばり親の庇護下でしたが、現代はそんなもんなんでしょうか。
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