「傷物語」
高校生・阿良々木暦は、ある日、血が凍るほど美しい金髪の吸血鬼と出遭ってしまった。『化物語』の前日譚が、ついにそのヴェールを脱ぐ。
化物語をけちょんけちょんにけなしていた記憶が蘇ります・・・。
吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと阿良々木くんの出会いを描いた前日譚。確か化物語の方では、吸血鬼さんは喋っていなかったと思うので、饒舌な彼女が全然イメージと違っていた。でも、結構天然でかわいかった。
阿良々木くんは、友達が1人もいなくて、もちろんモテてるはずもなく、前よりは好感度が上がりました。笑。羽川は、一体彼のどこを気に入って接触したのか、謎です・・・。パンツを見せるだけではなく、胸を揉ませてあげてもいいとまで来ましたからね。なぜだ!なぜ、そこまで、この男に入れ込むのか・・・!わからん・・・!忍野メメは、そのまんま~、でした。彼の少し突き放したようなところは好きです。が、500万って本気で請求してるのだろうか。もっと相手を見て価格設定をしたほうが良くないか。
吸血鬼とはいかなるものか、吸血鬼ハンターたちとの戦い、戦法。確かに、小説ですので、最低限の説明は必要です。しかし、大げさすぎる前口上はくどすぎて、勢いがそがれてしまう。これは、刀語でも書いたっけ。このへんは、ラノベを見習った方がいいんじゃないかと思います。
西尾さんの作品に、こんなケチをつけまくるようになるなんて・・・。西尾作品にどっぷり浸っていた時期が、とても遠い昔のように思えます。それくらい、テンションがあがらんわー。これは・・・、しばらく冷却時間を置いたほうがいいのかな・・・。
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