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読書の記録です。

「刀語 第一話」

西尾維新/講談社

伝説の刀鍛冶、四季崎記紀がその人生を賭けて鍛えた12本の“刀”を求め、無刀の剣士・鑢七花と美貌の奇策士・とがめが征く!第1話の対戦相手は真庭忍軍十二頭領が1人、真庭蝙蝠!

「魔法少女りすか」の3巻もまだ読めてないやー。12ヶ月連続刊行なんて、買ってられるか!って感じで、刊行が始まる前から買う気ゼロ。あらすじを読んでも、キャンペーンをみかけても、すごく読みたいという衝動に駆られることもなく、図書館で見かけたから読んでみようかなあ、というスタンスが変わりませんでした。そして、完結後に読み始めてます。
読み終わって・・・。西尾さんにしては、ごくごく普通でした。うん、買わないで良かった。笑。今後の展開で気になるポイントは、刀を使わない虚刀流が、これから先どのような技の広がりを見せるのか?というところかな。ところで、刀の名前がぱっと読めないんですが・・・。なぜ、そんなところでつまずかなきゃいけないんだ、って箇所で止まると本を読むテンポが狂うんだよなあ。
なんか、「戯言シリーズ」の時にも感じた、大げさだなー感がひしひしと伝わってきます。こちらの最強基準はどんな感じになるのでしょうか。「惚れていいぞ」って、ねえ・・・。ねえ・・・。それ、どうよ。ドン引きだよ。熱狂的に西尾さんの作品が大好きだった時期は過ぎて、冷静に作品を観察することができています。それ以外にも、西尾さんの作風も変化していて、私の感性も変わっていて、それがうまく合わないという要因もあると思います。だから、前みたいに楽しめなくなってきているのかなあ。無条件に大好きな作家さんだっただけに、これは少し悲しいかもしれない。と今感想を打ちながら考えています。
もひとつ、ひたすら残念だったのが、イラストレーター竹さんの絵が変わりすぎていたこと。デフォルメしすぎだよう・・・。


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