忍者ブログ
読書の記録です。

「奇想博物館」

/光文社

「驚愕遊園地」の姉妹版のようなものがあるなあと思って、読んでみました。
「小さな兵隊」(伊坂幸太郎)これは「残り全部バケーション」の岡田くんの話ではないですか。単体で読んでも、意味はわかるけど、おもしろさは半減って感じですね。
「玩具店の英雄」(石持浅海)これも何かのシリーズものの一部かな。最近石持さんの本読んでないなーと思った。なんか、過激なやつを出したと聞いてから手がのびない・・・。
「漆黒」(乾ルカ)うーん、変態・・・。笑。生理的にダメなイメージがさらに強まりました。人それぞれフェチってあるけど、性別をどんでん返しに使う意味があったんですかね?どっちにしろ変態でしょ。
「区立花園公園」(大沢在昌)あまり印象に残ってないです。新宿鮫のなんかですかね・・・?
「黒い手帳」(北村薫)学生のとき、嫌いだった先生。その先生からもらった句集をほったらかしにしていた私。ある日、先生がやってきて、句集の感想を求められる・・・。読んでないですすいません。どこにやったかもわかりません。って言えない雰囲気。シリアルナンバーで誰にどの本が渡ったかわかるとか、こういうねちっこい性質の人は嫌いだ。
「常習犯」(今野敏)テレビで見たことがあるような気がする・・・と思ってたら、やっぱりそうだった。栄倉さんが出てたやつだ。空き巣にはクセがあったり、通り名があったりするのねーと思いながら見てたような。
「国会図書館のボルト」(坂木司)・・・よりによって、一番好みでない短編。残念。
「遠い夏の記憶」(朱川湊人)ミステリーというよりは怪談のようなお話。家族を救いたい気持ちもわかるけど、同じ年頃の男の子の身代わりをたてるっていうのは残酷すぎる。
「親子ごっこ」(長岡弘樹)犯罪者の子供はやはり犯罪者になってしまうのか?最初は気分の良くない話だなーと思っていたけど、子供の真意(偽札かどうか確かめたかった)が分かって良かった。かしこいねえ。お母さんの勤め先も関係あったんだなー。最後はハッピーエンドで良かった。
「シンリガクの実験」(深水黎一郎)学校内で人心掌握術を試す主人公。そこへ、1人の転校生がやってくる・・・。これは・・・ミステリーではなくラブストーリーではないか!こんな子供、かわいくない・・・。
「初仕事はゴムの味」(誉田哲也)刑事モノとは違う、超能力シリーズです。超能力検定っておもしろそう~。念写とかやってみたい~。と設定はおもしろかったのですが、謎の方はいまいち・・・。浮気や風俗といった生身の女性相手の心配・・・妊娠とか性病とか・・・はないですけど、自分の旦那が毎晩せっせとダッ○ワイフのもとに通ってるっていうのも複雑ですよねえ・・・。
「暗がりの子供」(道尾秀介)結論的にはいい話だったのかな。道尾さんも最近読んでないなー。このテイストもあまり好きではなかった・・・。
「長井優介へ」(湊かなえ)タイムカプセル。自分を教室に閉じ込めたのは、親友の裏切り。昔家庭教師がくれた青酸カリ。どちらも勘違いでした!という肩透かしな終わり方。教室はね、ちゃんと確かめてからカギを閉めようね!
「野槌の墓」(宮部みゆき)便利屋のシリーズ?これは読んだことがないのですが・・・。時代モノです。悪い妖怪になりそうな仲間を退治してくれという、妖怪からの依頼を受け・・・。あんまりおもしろくなかったなー。
「ただ一人の幻影」(森村誠一)森村さんの本は読んだことないんです。なんか・・・、ミステリーというより、女の人の幻を追い掛け回してるだけでは・・・。おじさんが好きそうなシチュエーションだなーという印象しかないや。


PR