「本格ミステリ05」 本 2007年08月17日 本格ミステリ作家クラブ編/講談社短編集でございます。今回は読んだことがない作品ばかりでした。しかし、ヒット作はなく・・・。「騒がしい密室」(竹本健治)。密室のトリックはとてもシンプルで好きです。ただ、妙な挿絵の意図が良くわかんない・・・。「二つの鍵」(三雲岳斗)。二つの鍵がなければ開かない箱、という小道具がうまく使われていると思う。推理の決め手に使われているのも納得。「敬虔すぎた狂信者」(鳥飼否宇)。いまいちパッとしないなあ、と思っていたが最後のダイイングメッセージはとても印象に残った。ただ、主人公だと思っていた刑事さんが、どんどん推理を外していく間抜けな姿はいただけない。あと、高橋葉介さんのマンガも収録されていました。「夢幻紳士」を描いておられる方です。「夢幻紳士」といえば、中学生の時にアニメを夢中になって見ていたことを思い出します。懐かしいなあ。 PR