「犬はどこだ」 本 2007年08月21日 米澤穂信/東京創元社犬捜し専門の仕事を始めたはずなのに、依頼は失踪人捜しと古文書の解読。犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵・紺屋、最初の事件。 やがて交わる二つの事件!に魅かれたのですが。・・・交わるの遅くない・・・?読者にはわりと早い段階で、関係が分かるようになっているのですが、いかんせん互いが相手の事件との接点に気付くのが遅い。これは個人差もあるのでしょうが、私は遅いなーと感じました。犬捜しの話ではなく、人捜し。ハードボイルド風味です。ハンペーサイドの独白は正直余計だと感じた。話の流れがネットに及んだ時は意外でした。そうくるか。エマの『そうですか』切りかえしもウケたが、サイトの管理人のつっこみが最高におもしろい。細かいやりとりや、探偵トークなどもおもしろいです。最後は後味が悪い・・・含みがあります。 PR