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読書の記録です。

「Gosick」

桜庭一樹/富士見書房

西欧の小国・ソヴュールに留学した少年・久城一弥。彼はふとしたことから知り合った少女・ヴィクトリカとともに、郊外に住む占い師殺人の謎に挑む。

富士見ミステリー?文庫。LOVEとか言い出した時は正直どうしよう・・・と思いましたが、なんだ、ミステリーもあるじゃないですか。確か、ドラゴンマガジン本誌で短編を読んだ時に良い感じのシメ方だなあ、と思った記憶があります。
タイムスリップしちゃうのかな?だって富士見ミステリー文庫だもん・・・(すごい偏見)、と思っていたのも束の間。過去の情景と現在が重なって、臨場感あふれる展開でした。テニスボールのネタは他で読んだことがありました。有名な手口のようですねー。全体的に納得できる範囲のトリック。一番驚いたのはブロワ兄妹。ですね。
私の中の不純な動機、ヴィクトリカ嬢は想像以上にプリチーでした。ほっぺ!ほっぺ!一弥君は挿絵を見る限り、ごついというよりは童顔でかわいい感じがします。全然怖くないよ。笑。挿絵と言えば、241ページの絵が素敵。斧を持ってフラリと立つ人影・・・。逆光・・・。ぞくぞくしますねー。
帰りに本屋で2巻を買いましたとも。もちろんさ!
・・・そして積む。(ダメじゃん)


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