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読書の記録です。

「紅牙のルビーウルフ 3」

淡路帆稀/富士見書房

グラディウスの西の僻地を治めるハリス伯爵の屋敷を訪れたルビーとジェイド。その翌日、ジェイドが伯爵の娘・クラリッサとともに姿を消した。激しく動揺するルビー。果たして真相は!?

だんだんスケールダウンしているような気がする3巻目。
私的には、ケーナとフロストのわんわんコンビの出番が多かったので、まあ良かったんですけれども。今回は、簡単に言えばルビーとジェイドがお互いの存在の大きさに気付くという話。今更何を・・・。笑。・・・じれったーい・・・。もう、さっさと結婚でも何でもしてしまえー!という気分です。
このシリーズには、もっとスケールの大きなファンタジーを期待していたので、正直内容の薄さにとまどっているというか・・・。特にこの世界全体を視野に入れた題材がもう無いのか。それとも、ルビーとジェイドの関係に重点を置いた方が読者受けがいいからなのか。その辺良くわかりませんが、このままではせっかくの男前ルビーさんが、将来ジェイドの隣りで赤ちゃんを抱いて微笑んでいるという非常にありきたりなエンディングしか想像できないー・・・。


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