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読書の記録です。

「モップの魔女は呪文を知ってる」

近藤史恵/実業之日本社

深夜のスポーツクラブでひとり残ったスタッフの行動は。希少種の猫を入手するため、バイトをかけもちする女子大生が。小児病棟に配属された新人看護師の前に現れた“魔女”の正体は?謎を洗いたてて事件をリフレッシュ!

続きが出ていてびっくり。意外に続きますね、このシリーズ。
久しぶりに読んだのですが、相変わらず読みやすかったです。日常の謎系ミステリーのような、ほっとした空気が漂っているのですが、時々はっとさせられるような場面もあります。やはり、人間が集うところ悪意が存在するのだなあと感じさせられます。登場人物たちが、それを越えて、もっと先に進もうとする姿が良かったなあ。
印象に残ったのが、「愛しの王女さま」。うちも、ブリーダーから直接犬を買ったのですが、こんな悪どい業者は許せないですね。ニュースでも、流行の犬は、でたらめな交配をして奇形が出たり、遺伝病があったりという報道がありました。モラルの無い業者は言うまでもなく、流行の犬だからとか、茶色がいいとか白がいいとか、犬を選ぶ我々消費者の側にも問題があるのではないでしょうか。もう、どんなでもええやん。
キリコさんの旦那さん、大介(だっけ?)は、この本では登場しないのですが、うまくやっているようで良かったじゃないの。で、また続きを見かけたら読もうと思ったのでした。



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