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読書の記録です。

「DクラッカーズⅡ」

あざの耕平/富士見書房

「君のことは絶対に守ってみせる」景のその真剣な言葉に、梓は思った。7年前のあの頃が戻ってきたみたい、と。しかし、心の距離を縮める幼なじみたちに関係なく通称・カプセルと呼ばれるドラッグを巡るマーケットは、激動の時代を迎える。

あのかっこいいシメからの続きです。
さすが、2巻(ミステリー文庫では)の見せ場のひとつ、と3巻のクライマックス、景と甲斐の悪魔戦は大迫力でした。サメ!サメはかっこいいな~。あと、景がバイクを乗り回すのはちょっと・・・。イメージが・・・。
ますます現実離れしてきました。ファンタジーで現実離れも何もあったもんじゃないですが。笑。後半のあのシーンをどう解釈して良いのか、自分の中でまだ処理ができていません。おそらく、「女王」が今後のキーポイントだと想像されるので、これから処理に困る現象が多々起こるのかと思うとちょっぴり不安な私。
ラブ&ロマンチックシーンは、恥ずかしいですなー。景が梓に心底惚れてるんは良くわかった!わかったから、そんな恥ずかしいセリフを言わないでくれー。全然恥ずかしいこと言ってないんだけど、彼らの初々しさはいかんな!けしからんな!と、照れ隠しに怒ってみる。ああ、カユイ・・・。
しかし、セルネットって、葛根市限定の組織だったんですねー。すごくスケールのでかい組織を相手にしているのかと思いきや、組織の構成員も若者ばかりだし・・・。チンピラ?なんか、あれ?そんだけ?っていう肩透かしを喰らいました。セルネットも潰れるだろうし、大物はこれからなのかもしれません。ひそかに、水原と千絵のフラグも立つのかなーと思っていますが、果たしてこれが物語のおもしろさにプラスになるのか・・・。非常に疑問を感じてしまうところが残念。


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