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読書の記録です。

「灼熱のエスクード」

貴子潤一郎/富士見書房

「エスクード」新章スタート!教皇庁、魔術師協会から追われる凶悪犯『トリプル・クラウン』。奴が突き付けた交換条件を果たすため、教皇庁のエージェントである薫は魔術師ルーシアと闇の美女レイニーと共に、魔族たちのオークションに潜入する!

シ、新章デスカ・・・。いまさら・・・(ぼそっ)。という本音はありますが、とにかく続きが出たことを喜びたいと思います。わーい。挿絵の変化の大きさに、空白の期間の長さを感じる・・・。
すっかり、教皇庁のエージェントが板についてきた薫君。学園生活を大事にしている彼が良いです。それにしても、ブラディミールが普段は異空間にあって、使う時は宝石を壊して取り寄せる、という設定が気に入らない。まわりから変な目で見られてもいいから持ち歩いて欲しい!笑。
なんか、薫のレイニーに対する感情、好きとか愛している、ではなく、憧れや理想、もしかすると神聖視にも近い感覚がすごくわかるような気がするんだなー。ほら、私ってどっちかというと、薫よりの一途な子だから!
もうひとつ、ルーシアにも大きな変化がありました。っていうか、ルーシアって手の施しようがないくらいに子供だ!標準的な高校生女子なら問題ないけど、魔族とやりあうエージェントとして、その行動はあり!?プロ意識に欠けるなあ・・・。天然ボケの人格のほうが、消滅した(同化した?)ということなのかな。そういえば、人格のチェンジとともに、眼鏡とコンタクトのチェンジもあったと思うのですが、その設定はどこへ?笑。
オークションの駆け引きも見所だと思うのですが、ルーシアと薫コンビの足の引っ張り具合にイライラして終わってしまいましたー。あちゃー。
とうとう本題のレディ・キィに迫るか!?レイニーが会ってないとなると、薫の修行時代に会った彼女かなあ?と思ったりしているのですが・・・。何はともあれ、続きが楽しみです。


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