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読書の記録です。

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「灼熱のエスクード2」

貴子潤一郎/富士見書房

薫は、相棒の魔術師ルーシアと共にイギリス女王から緊急に呼び出され、『落丁の一頁』を追っていた部隊を救出してほしいと頼まれる。それは人間にとって最悪の魔族『真紅の貴婦人』を封印しておくための最後の砦だった。

思ったよりも続きが早く出たー。
・・・けど、ちょっと良くわからなくなってきた・・・。
レディ・ルージュが『外道祈祷書』として封印され、彼女を復活させるために、魔族は書を集めていた。その最後の足りないページが、モン・サン・ミシェルの地下にあるものと、あとルーシアの体内にあったもの?あと、アイリスの祖母が持っていたもの?地下のものがいずれは回収されたとしても、ルーシアとアイリスの持っているページが、タイミング良く揃ったということも解せない。女王さんは、その可能性を考慮していなかったのかしら?ちょっと都合が良すぎるなあ。むむむ・・・。
あと、ルーシアの天然さん人格が消えてしまったのが寂しい。だけど、あの天然さんと、レディ・ルージュが結びつかないんだけど!
レディ・キィの正体は・・・。前回私が予想していたものとは全然違うものでした。これを予想できないなんて、私はミステリ読者としてまだまだ修行が足りません・・・。それにしても、「どちらを選んでも幸せになれない『選択』が待っている」ということを教えてもらっても、何の役にも立たないよな~と思いながら読んでました。もっと中身を教えてよ!具体的に!
このシリーズも、とうとう折り返し地点を迎えたようです。トゥロワヌも想定外に消されてしまいましたし。薫君は、学校を退学してしまいましたし。これから、物語は終わりに向かって大きく動いてゆくでしょう。どんな結末が待っていようとも、最後まで見守っていく所存です。


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