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読書の記録です。

「夏の名残りの薔薇」

恩田陸/文芸春秋

沢渡三姉妹主催の豪華なパーティーが行われる山奥のホテル。そこで次々と起こった関係者らの変死事件は、はたして真実か幻か・・・。

死んだはずの人物が、次節では生きているという展開にどう対処していいものか困りました。とりあえずパターンをつかめば、後は同じ展開が続くので慣れます。最後の展開がいかがなものかと。いきなり実は誰が死んでて誰が黒幕かと言われてもー。そんなの知らないヨー。
さすが恩田さん、したたかな女性を書くのがお上手です。
頻繁にはさまれる「去年マリエンバートで」。最初かなりいい加減に読んでましたが、これが物語のモチーフでして、この作品のイメージをわかりやすくしています。うーん、細かい事は気にせずに雰囲気を楽しみましょう!(←つまりは自分も良くわかっていない。)


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