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読書の記録です。

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「我が胸で眠れ亡霊」

秋田禎信/富士見書房

オーフェンを襲ってきたのは、魔術士殺しとして知られる女殺し屋だった。おそらく、金融業の元締めあたりが、見せしめにするために始末を依頼したところだろう。しかし、ちっとも儲かってない商売が原因で命を狙われるというのは、どう考えても割りに合わねぇぞ。

3冊目!順調~。
今回のゲストヒロインは殺し屋のヒリエッタ。
オーフェンとこのヒリエッタさんのキスシーンがあるのですが、当時の私にとってはアダルトなシーンでして。当時の印象のなごりか、今読んでもアダルトな感じがしました。しかも、オーフェンのウブな反応が、女心をくすぐります。オーフェンがもてるのが、今になってやっとわかったような気がする!母性本能をくすぐるのが上手いんだよなー。
さて、ヒリエッタの本当のスポンサーに会うために、オーフェン一行はキンクホールに向かいます。そこには、いわくつきの洋館があり、オーフェンたちは、謎の奇襲を受ける。オーフェンを狙っていた暗殺者たちが、次々に殺されていくのですが、なかなか生々しい描写でして・・・。おお、こんなに詳細に書かれていたっけなあ・・・と、驚きましたー。
クリーチャーの失敗を経て、フォノゴロスが自分自身を改造した結果が魚人間とすれば、それはちょいと弱すぎやしませんかね?と思っていた。その後、サミイは魔術士を標的にしているので、そこから逃れるために自分自身を改造したのか?という考えが出てきて、それに納得した。私はそれを支持したい!爆発後も、しばらく地下で生きていたなんて、それを最後のシーンに持ってくるなんて。秋田さんは、やはりセンスが良いな~。
地人の2人は、相変わらず余計なことをしているというか・・・。笑。ヘビの抜け殻をかぶったドーチンがかわいかった。のび太みたい。
最強と言われているオーフェンが、毎回苦戦していて、弱いのか強いのか良くわからないなあと思うことがしばしばあります。しかし、なぜか、そっちのほうが燃えるんですよねー。胸中で毒づきながら、最後には勝利するオーフェンがみんな好きなんだー!
オーフェンのバンダナって、光GENJIみたい・・・。


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