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読書の記録です。

「ほうかご探偵隊」

倉知淳/講談社

ぼくの縦笛の真ん中の部分だけがなくなった。クラスに関係ある「あってもなくても構わない」ものが無くなる事件の被害にあったようだ。なんだかすっきりしないぼくは、龍之介、吉野、成見沢とともに4人で探偵活動を開始する。

やっぱり探偵団ものになってしまうんですかね、どうしても。
たまには違うスタイルも読みたいです。
が、これは、お子さまたちが楽しめるであろう本だと思います。
聞き込み、現場検証がちょっとだれてしまいましたが、暗号解読、それに2転3転する推理はおもしろかった。ニワトリ死亡説はそれはそれで好きですけど。
龍之介君はやはり猫○先輩の親戚だけあって、言動がそっくりです。平気でホラを吹いたり、にんまり笑ったり。でも、あんな大人になっちゃいかんよ!笑。
本は、何歳になっても私にどきどきわくわくを感じさせてくれるものです。
最近は本を読む子供が少ないと言いますが、強制される読書ほどつまらないものは無いし、感受性や表現力を養う為に読書をしましょうというのも、何か違う気がする。代償を求める時点で、最早それは趣味にはなりえないし。そういう大人の思惑なんかぶっとばして、ただ本を読むのが楽しい、だから大好き、というお子様たちが増えればいいなあと思いました。あれ、後半語りになっちゃいましたね。


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