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読書の記録です。

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「図書館危機」

有川浩/角川GP

王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものは!?

ついに別冊まで文庫化しましたか・・・。あんなに待っていたのに・・・。というちょっと恨みのこもった目で新刊の棚を見つめてしまいます。こういうのは、タイミングを逃すともう買えませんね・・・定価では・・・。
さて、読了から大分時間がたってしまいましたー。脳みそを振り絞っております・・・。毎度のことながら、感想を書くタイミングも逃すと大変。
郁の絶叫でシメだった前回からの続き。王子様じゃない、堂上が好きなんだと気付く郁。一方、堂上も郁が気になって仕方ない。なんだ、もう最初から両思いじゃないかよ、あたしゃやってられないよ、ちくしょー!とやさぐれたくもなるラブコメっぷりでした。これが自分の目の前で展開されたら、もう、我慢できない!微笑ましく見守っている隊のみなさんは、本当に忍耐強いと思う・・・。
あとはー、茨城図書隊の女子事情がエグかったかなあ。私は女で一番イヤだなあと思うのが、この陰湿さ。なるべく根には持たないように、と思っていても、結構前にされた嫌なこととか良く覚えていて、我ながらイヤになります。同じ職場で足の引っ張り合いをする前に、組織の目的の達成を目指し、仲間として助け合って働きたい。私はいつもそう思って仕事をしてるのだけど、うまくいかないよねえ・・・って、すごくブルーになりました。
禁止用語についての話も印象的でした。普段考えたことなかったので・・・。自分の国の言葉をもっと知らなければならないなあと思いました。でも、何で床屋がダメなのかな?特定の身体的特徴・障害を指す明らかな差別用語が禁止されるのは納得ですが・・・。セクハラと同じで、相手が差別的な呼称だと思ったら、その時点で禁止用語なのかな。
今回はドンパチやってます。毎回、戦闘のシーンを読むと血が騒ぐというよりは、悲しくなってしまいます。双方、本を愛する者同士、本当は本を傷つけることなどしたくないはず。図書館は戦う場所ではないよなあと実感します。
次は最終巻。夏のあいだに読みたいな~。


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