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読書の記録です。

「七人の武器屋 エクス・ガリバー・レボリューション!」

大楽絢太/富士見書房

天空郷に飛び、天空城の開放に成功した七人。英雄となるも、地上に帰るための道具がないと判明。すべての問題を乗り越えたとき、七人が辿り着いたエクスの未来像とは!?

地上に帰れない!?という衝撃のラストからの続き。地上に帰るためのアイテムを暴君プルートーが全て壊していたためらしい。しかし、オズの助言もあって、聖剣エクスガリバーを作ればいいじゃん?という話に。ケンジは自分の壁を越えられるのか?そして、エクスの行方にどのような答えを出したのか?
最後とあって、ちゃんとそれぞれの問題に決着がつきました。良かった!ケンジの答えは正直意外なもので、かくっとなりました。だって、フツーやったら、強さとか正義なのに。愉快って!笑。確かに、今まで彼が作ってきた武器を思い返せば、納得せざるをえないけれど・・・。あとは、ドノヴァンとミニィちゃんのカップルの結末も。というか、この二人がカップルであるという認識が無かったせいか、いまいちしっくり来なかったなあ。いつくっついたんだっけ?忘れちゃったよー。イッコとマーガスは、まあ、ごちそうさまというところで・・・。ジャンの決断は、妥当なところかなあ・・・。何カッコつけてんだよ!と思いましたけれども。そういえば、ノンはかなり早めに問題が落ち着いたせいか、特に何も無かったですな。
閉店か存続か、エクスの問題については、定期的に店を開く「祭りスタイル」に落ち着いて一件落着。妥当な落としどころではないかと・・・。それぞれ本職を持っているので、これまでみたいに売り上げが・・・とか悩まないで好きにできるところがいいですよね。当分はこの形態で存続して、その内忙しくなってきたら、だんだんこのペースでも集まれない人が増えてきて、自然と解散・・・という流れでしょうね!爽やかにネガティブな予想で締めくくり~。
主人公がこんなにも平凡で、影が薄いシリーズは珍しかったかも。でも、いなくなったときは、とても物足りなかったなあ。マーガス、最高でした!


「サンキュー、エクス・ガリバー!」


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