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読書の記録です。

「鋼殻のレギオスⅤ エモーショナル・ハウル」

雨木シュウスケ/富士見書房

対抗試合の最終戦、ツェルニ最強の第一小隊との決戦を前に、ニーナは全メンバーでの合宿を計画した。合宿最後の夜、レイフォンはナルキ、料理当番として参加したメイシェンに呼び出されるが、足場が突然崩れ落ちる。

第十七小隊への残留を決意したナルキ。メイシェンが天剣授受者という言葉を知っていたこと。レイフォンは、いつか、自分の過去を彼女たちに話すことになると予感していた。
メイシェンも、レイフォンの過去を知るところとなり、少し距離が縮まったかな?というところ。レイフォンを巡る女性陣の中で、一番不利なのはメイシェンなんですよね~。普通なら、守ってあげたいキャラで有利になりそうなところなんですが・・・。残念ながら、ラノベで超ニブイ男には受け身タイプがヒロインになることはあんまり無いような気がするなあ。だから、何があろうとメイシェンに勝ち目は無いのだよ・・・。一番有利なのは、幼なじみポジションのリーリンかな。とうとうアクションを起こしましたし!次点はクールビューティーのフェリさんかしら。我らがニーナ隊長は、レイフォンに惹かれてはいるんだけど、ツェルニを守ることが一番!という思考に変化があったら進展もあるかも?・・・今のところの予想はこんな感じで~。
そんなうはうはハーレムのレイフォンは、まさかの事故で怪我。一般人がいるところで、剄を使うと危険~というのが、いまいちピンと来なかったけれど・・・。結構な重傷で、試合には出場できず。その代わりというわけではないけれど、シャーニッドの誘いに応じて、シェーナが第十七小隊に加わります。このメンバーで第一小隊と対戦することに。結果は惨敗・・・。武芸者の体のしくみが、一般の人間とは違うとは感じていましたが、治療の話とか手術の話になるとさらに人間離れしているように感じます。なんか・・・できすぎっていうか・・・。もう、人間ちゃうやん・・・。
ディンから去った廃貴族がまたも暗躍しています。今度は、ニーナに!隊長ピンチ!ハイアは使い捨てキャラかと思ってたもんで、また登場したことに少し驚きました。傭兵団のメンバーも出てきたりして。
レイフォンは、彼なりにどうしたら都市に溶け込めるのか考えているのだけれど、武芸者として生きるのかどうかも定まっていないし、5巻読み終えても、ふらふらしている印象が拭えません。強いのに、決断できそうな問題で苦悩しているところが、レギオスの持ち味なのかなーと思いますが・・・。いい加減イライラしますね・・・。笑。


「傷つくのを恐れるのは間違った行動ではないよ。だけど、傷つかないものに美しいものがないのも確かだ。」


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