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読書の記録です。

「レンタルマギカ 魔法使い、集う!」

三田誠/角川書店

魔法使い派遣会社「アストラル」に舞い込む依頼はさまざま。今日はどんな依頼者が訪れる?アストラルの日常を描いた短編集その1。

今度はこのシリーズに白羽の矢を立てましたぜ。pakoさんのイラストが好きなんです~。これもかなりの長編シリーズ・・・。
短編は、「ザ・スニーカー」に掲載されたものをまとめたもの。この巻のお話は、時系列で長編1巻と2巻の間に当たるそうです。そういえば、黒羽さんはいつの間に登場したのかと思っていたような・・・。ここでか!
「魔法使い、貸します!」1巻でケガをしたいつきが入院した病院での話。学校と病院に怪談はつきもの?ソウル・イーターが暴走して、それを退治。黒羽さんをアストラルに勧誘。なぜ、いつきはこんなにもモテるのだ!?あと、おばさんとはいえ、男女が同じ病室になることはまずありえないと思うのですが・・・。
「魔法使いと花泥棒」冬中夏草のお話。卸しの業者さん登場です。マジックアイテムの植物といえば、マンドラゴラを思い出しますねえ・・・。ハリー・ポッターの影響かしら・・・。実際に菌が寄生するのは、人間ではなく昆虫だそうです。<妖精眼>ってこんなにしょっちゅう使って大丈夫なのかなあ?と心配しちゃいました。結局、4話中3話で眼帯とってますよねー。
「魔法使いと夏祭り」みかんのお仕事。神道関係ということで、日本の神話が関わってきます。みかんの実家は、色々わけありのようで、今後もちょこちょこ出てくるのかな?前から思ってたんですが、ショート丈の浴衣が、もはや浴衣ではないように、丈の短い巫女服も、もう巫女服と呼ばないのでは・・・。巫女服にランドセルという取り合わせに、一体何人のマニアが喜んでいるのか?少し興味があります。
「魔法使いと肖像画」こちらは、アディと猫屋敷さん。ある肖像画が怨波汚染を引き起こしているという仕事に、アストラルとゲーティアが入札をして・・・。という話。絵を見たものは自殺をする、という今では怪談のような話。けれど当時(戦中?)は、自ら死ぬこともできず苦しんでいた人々もいて、彼らにとっては助けになっていた。その時代の必要悪だったということですね。私は猫屋敷さんが好きなので、活躍していようがいなかろうが、猫屋敷さんがからんでいれば、それで満足でございます。エサの量は減っても、グレードが落ちなくて良かったね。笑。


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