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読書の記録です。

「スペース」

加納朋子/東京創元社

クリスマス・イブを駆け抜けた大事件のあと、大晦日に再会した瀬尾さんと駒子。ふたりのキーワードは“謎”。『ななつのこ』『魔法飛行』に続くシリーズ第三作。

これ、絶対騙されるって!うーん、でも、ちょっとできすぎじゃない?○○ネタはどうしてもこじつけって感じがしてしまうのです。
ミステリーというよりも、ラブストーリー色が濃い。“バックスペース”の方は、こんな偶然あり?っていうのは置いといて。まあ、置いといて。笑。素敵な恋物語でした。一歩を踏み出す勇気が大切なのですよねえ。それがなかなか・・・、難しいのだよ・・・。なんか、駒子さんと瀬尾さんの出会いといい、運命的でありえないところがうらやましい。
とにかく駒子ちゃんがかわいいのです!第三者から見た駒子さん観も新鮮。
表紙の絵がとてもキレイなので、本屋さんでぜひぜひ見て頂きたいです。中身を読むとなるほど、という感じで二度おいしい!そういう私は、図書館で借りた口なのですが・・・。


「お前は今、正しい場所にいるか?」
一番共感できたのは、アイデンティティを模索する姿。


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