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読書の記録です。

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「鏡姉妹の飛ぶ教室」

佐藤友哉/講談社

誰もが365日分の1日で終わる予定でいた6月6日。鏡家の三女、佐奈は突然の大地震に遭遇する。佐奈を待つもの、それは死か?死か??

死でしたね。私は死だと思います。
読むたびに、何ともいえない気持ち悪さを感じる佐藤作品ですが、なぜか読んでしまう不思議な味があります。今回は死体描写以外は割合まともだったと思います。思うに、私が鏡家サーガを全作読んでいるくせに、鏡家のことを良くわかっていないのは、描写にインパクトがありすぎて、登場人物がかすむせいだと思うのですがどうでしょう。と言い訳してみる。・・・ごめん、本当に全然わかんない。
序盤、なんとなく“漂流教室”(楳図かずお)っぽいのかなあ、と思っていましたが、単なる地震だったということで私的には安心した。個人的に村木君にいらつき、妙子ちゃんのギター姿に萌えました。制服とギターの組み合わせはかわいいと思うのは私だけ・・・でしょうね・・・。
表紙の笹井一個さんの、星印牛乳がかわいい!っていうか、給食の牛乳は瓶では!?


「がんばるのは当然だわ。私が尋ねてるのはそうじゃなくて、飛べたかどうかよ。」
すげえ、姉ちゃん。みんなが命懸けで体現したプロセスを全否定。


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