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読書の記録です。

「「心理テスト」はウソでした。」

村上宣寛/日経BP社

世に広く普及している適性検査の多くは、著しく信頼性を欠く詐欺同然の代物だった。これまで右へ倣えで高額な適性検査を外注してきた社長や人事担当者が知ったらゾッとするような“ウソ”を、心理学の第一人者が痛快に暴露する1冊。

「色々な人と知り合いになるのが楽しみである」
誰もが就職活動で、必ず一回はこの質問にぶち当たっているはず!
質問が抽象的で大嫌いでした。このテスト。この他にも色々適性検査を受けましたが、「反乱分子」とか「会社にとって危険な人物」とか出て、ブルーになったなあ・・・。(遠い目)
血液型で性格や相性を占うのも嫌いですねえ。「あの人B型だってー。」と言われても、「あ、そう。」くらいにしか思わないもんで。
さあ、そんな数々の嫌な思い出のある心理テストの数々は、やはり必ず当たっているとは言えないし、根拠もでっちあげのような信憑性の無いものばかり。ロールシャッハは特にひどい気がする。こんなもので、人を理解することなどできないのです。分類などできないのです。
心理学、大学で授業を取ってから、「おもしろそう→難しい」に印象が一変しました。この本を読んで、難しさを再認識しました。だって統計学わかんない・・・。(←経済学部出身なのに)


「インクのシミが明らかにするのは、唯一、それらを解釈する検査者の秘められた世界である。」(アナスティシ、1982年)


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