忍者ブログ
読書の記録です。

「イナイ×イナイ」

森博嗣/講談社

「私の兄を捜していただきたいのです」美術品鑑定を生業とする椙田事務所を訪れた佐竹千鶴はこう切り出した。都心の一等地に佇立する広大な屋敷、美しき双子、数十年来、地下牢に閉じ込められているという行方不明の兄・鎮夫。旧家で渦巻く凄惨な事件の香り…。

エーックス!・・・どんだけシリーズ作ったら気が済むんだろう。
Gシリーズは新刊の“目薬α~”が出てましたなー。
主な登場人物は、事務所の所長、椙田。助手の小川と、大学生アルバイトの真鍋。この椙田という苗字をどこかで見かけたような気が・・・。Vシリーズで探偵で美術な人と言えば・・・、あの人だよね~?と。それぞれのシリーズの時間軸が良くわかってないからなあ。萌絵さん、いつのまにやら大学の講師になってるし。Vシリーズは好きな人が多いの!れんちゃんとか、しこさんとか、紅子さんも出してくださーい!根来さんは・・・生きているだろうか・・・?(失礼)
事件自体は、旧家がすごく好みだったのですが・・・。あの、横溝正史っぽい空気が出ていませんでしたなあ。残念。森さん、粘着か淡白かって言ったら、絶対淡白そうだもんなあ・・・。あと、トリック(というのか?)が、好みじゃなかったんだよーう。失礼な推測をすれば、もう、おもしろいミステリのネタが尽きているのかと・・・。そろそと、ミステリの枠を超えてきたのかもしれません。
色々ぐちぐち書いておりますが、私は萌絵さんのその後が知れれば、他のことには目をつぶれるので、あのー、全体がちゃんと完結すれば、文句はありませんので・・・。


PR