忍者ブログ
読書の記録です。

「クドリャフカの順番」

米澤穂信/角川書店

待望の文化祭が始まったが、古典部は手違いで文集を作りすぎてしまった。部の知名度を上げて文集の完売を目指すため、奉太郎たち部員は学内で起きた連続盗難事件の謎に挑む。

文化部の多さに驚いたけど、楽しそうな文化祭がうらやましい。私ん時はこんなに盛り上がらなかったよう。
シリーズものとは知らなかった。わからないエピソードがあったり。
同人誌について熱く語る方々にはついていけませんでした。レビューに関してはわからないこともないですが、レビューはあくまでも一意見であって参考なんだから、そんな真面目に考えなくても・・・とか思ったり。動機も、結局個人的な用事で何だかなあという感じで尻すぼみ・・・。口で言えよ。言えないなら心に仕舞っておくべき。
でも、色々なことが最後に収束していく流れはおもしろかった。特にわらしべ長者プロコトルが好きだなー。登場人物も個性的だし。青春バンザイということで。
“クドリャフカ”は、スプートニク2号で宇宙に連れて行かれた犬の名前らしいです。知らなんだ。登場人物たちはフツーに話題にしてますけども、もしや世間では常識なの・・・?


「とりーっく・おーあ・とりーっと!」
「いえー」
特に楽しそうだった2人組。いえー。
・・・いいなあ。かぼちゃかぶりたいなあ。


PR