「ダウン・ツ・ヘヴン」 本 2007年08月18日 森博嗣/中央公論社戦闘中に負傷して入院、空を飛べず鬱屈した日を過ごす草薙。そしてある日「少年」に出会う。スカイ・クロラシリーズ第三弾。これってシリーズものだったんですね。そういえば、表紙の感じが似てる・・・。(←鈍い)前二作は読んでいないので、話についていけない部分も多々あり。ビルやホテルが出てきたり、近代的なイメージの街なのですが、飛行機はレトロな雰囲気。うーん、飛行機のことはよくわからないのですが・・・、「トップガン」の戦闘機というよりは「紅の豚」の飛行艇ってイメージ。そこがミスマッチなんだけど、奇妙なファンタジー感をかもし出しています。主人公・草薙のストイックさが好き。森さんは、こういう女性を書くのが上手い。クールな中に、激情を秘めているヒロイン。ところで草薙水素とくると、草薙素子(攻殻機動隊)を思い出します。少佐好きなんですよ。バトーもタチコマも好きー。きりが無い上に関係ない。笑。空中戦はちょっとしんどかった。「相手はターン。僕はインメルマンで背面からループ。小回りをして、右サイドへ向ける。」・・・動きがイメージできません・・・。という難点はありますが、意外とこのシリーズ気に入りました。「大切なものは、ここにはない。」「それを思い出せ。」「大切なものなんて、なにもない。」「それを思い出せ。」 PR