「刀語 第二話」
無刀の剣士・鑢七花と野心を秘めた謎の奇策士・とがめは、一路、西へ!愛と復讐の旅路に迫る危機また危機!刀語、第二話の対戦相手は、因幡砂漠に聳え立つ下酷城・孤高の城主、宇練銀閣。
間を詰めて読んでみました、第3巻。
・・・久しぶりに、感想が全消しになってしまって、少々ヘコみました。
と、ぼやかせて下さい・・・・何書いたっけ・・・。
今回の舞台は砂丘に建つお城。冒頭に登場する、まにわにの一人、真庭白鷺のコスチュームがとてもかわいいです。本当に隠密論外なんだな。いっそすがすがしい。笑。バトルシーンよりも、ああだこうだ相談したり、戦闘の解説にページが多く割かれていました。まあ、とにかく興ざめなんだな!時代活劇、と銘打っている本書ですが、このようにバトルの痛快さに欠けるところが残念。技がどうなったとか、どう動いたとかが知りたいのではなく、その瞬間の躍動感をイメージしたいというか・・・。
今回の敵は、私の好きな抜刀術の達人だっただけに、残念さもひとしおです。抜刀術といえば、私が思い浮かべるのは、「るろうに剣心」の飛天御剣流なのです。オタクっぽい!そこでも、鞘走りについての話はあって、(逆刃刀だと、摩擦で抜刀の速度が遅くなる・・・みたいな?)「おお、スピード勝負なんだ!」って思った記憶があります。宇練さんも、抜刀のスピードが売りで、斬られたことにも気がつかないという、まさにケンシロウの「お前はもう、死んでいる」戦法なのですよ~。しかし、血は潤滑油の替わりというよりは、かえって固まりそうなんだけどな。戦いのポイントは、タイミングをはずすということと、空間の活用。つまり、相手に間違った動きを予測させ、空ぶった時には上にいた、という感じなわけで。
・・・ほら、つまんなくなった。
これで、12巻突っ走れるのか・・・・大きなパターンは変えられないので、変化をもたせるのが難しいよなあ。あっ、だから、キャラ立てに力を入れているのかも!?
PR