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読書の記録です。

「名探偵症候群」

船越百恵/光文社

恋人に別れを告げられた夜、幼なじみから結婚パーティへの招待状が届く。急遽仕立てた嘘の恋人は、とんでもなくセクシーで誰もがうらやむ彼だけど、気づけばパーティ会場は連続殺人の現場。犯人は、まさか私の彼!?

帯裏の“ロマンティック・コメディ”に多少の不安を感じたものの、実際は軽いノリのミステリーでした。最後の犯人の独白は、火サスを彷彿とさせるものが。めっちゃお喋りやん・・・。
茅乃さんの暴走勘違い推理は、痛々しい。少しネタバレしちゃいますけど、刑部君はどうしても犯人とは思えないし、実際真犯人ではないわけです。勘違いのおもしろみもなんも無くて、ただうっとうしいだけかも。
ちょっとした掛け合いや、茅乃さんのキャラクターはおもしろくて好きです。
最後は、“ロマンティック”なだけに、2人はいい感じになるのかと思ったのですが、そんなこともなく。そこが一番意外でした。


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