「名探偵症候群」 本 2007年08月25日 船越百恵/光文社恋人に別れを告げられた夜、幼なじみから結婚パーティへの招待状が届く。急遽仕立てた嘘の恋人は、とんでもなくセクシーで誰もがうらやむ彼だけど、気づけばパーティ会場は連続殺人の現場。犯人は、まさか私の彼!?帯裏の“ロマンティック・コメディ”に多少の不安を感じたものの、実際は軽いノリのミステリーでした。最後の犯人の独白は、火サスを彷彿とさせるものが。めっちゃお喋りやん・・・。茅乃さんの暴走勘違い推理は、痛々しい。少しネタバレしちゃいますけど、刑部君はどうしても犯人とは思えないし、実際真犯人ではないわけです。勘違いのおもしろみもなんも無くて、ただうっとうしいだけかも。ちょっとした掛け合いや、茅乃さんのキャラクターはおもしろくて好きです。最後は、“ロマンティック”なだけに、2人はいい感じになるのかと思ったのですが、そんなこともなく。そこが一番意外でした。 PR