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読書の記録です。

「気分は名探偵」

/徳間書店

探偵役はあなた。本格推理のリーダーたちが、読者に突きつける6つの難事件。夕刊フジに連載した懸賞ミステリーが1冊に!

もちろん全問不正解でした!(威張るな)

“ガラスの檻の殺人”(有栖川有栖)
密室系。読後は、犯人云々よりも、沙耶さんのモテ度合いが気になった。フェロモンをふりまきすぎですよ・・・。
“蝶番の問題”(貫井徳郎)
そんな特殊シチュエーションわかんないよ!と思っていたら、最後の最後にそのオチか・・・。でも、結構好きな落とし方でした。
“二つの凶器”(麻耶雄高)
一番フェアだったと思います。・・・いや、ただ単に自分がいいところまで推理できただけなんですけどね・・・。麻耶さんってもっとトリッキーな作品という印象だったのですが、びっくりするほど普通の小説。何やら物足りない。
“十五分間の出来事”(霧舎巧)
短編でありながら、新しい展開が2度3度と訪れる構成がおもしろい。ただ、謎解きは尻すぼみな感じで勿体無い。
“漂流者”(我孫子武丸)
私は誰?の人物当て。偶然居合わせたのが、頭がいい人で良かったねえ、という思いでいっぱいです。しかし、痴情のもつれとは・・・。
“ヒュドラ第十の首”(法月倫太郎)
軍手のあたりがこんがらがってきてしまいました。被害者が探していたのは誰?というところまではおもしろかったのですが。その後は少し残念な展開に。


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