「本格ミステリ09」
表紙がにゃんこだ~。
「しらみつぶしの時計」論理的とは言いがたい私の頭脳が、パズルについていけるはずがない。最後のオチまで呆気にとられていました。こんな就職試験が無くて、良かった・・・。
「路上に放置されたパン屑の研究」日常の謎系で、好きな設定だなあと思っていたら、違う方向性にがっくり。
「加速度円舞曲」麻耶さんが普通のミステリを書くと物足りない。貴族探偵とか普通やん。本格ミステリの形式を踏襲しちゃってるよ、何コレ!?(超失礼)いえ動機が痴情のもつれなんてありきたりとかそんなことは!
「ロビンソン」「ジョーカー・ゲーム」おもしろそうですよねえ。結城中佐は出てきませんでしたが、回想での彼の氷点下な口調がとても良い。
「空飛ぶ絨毯」全く意図の読めない質問をして、「それを聞いて、推理が確信に変わった」的なセリフを言ってみたい。あと、被害者は後ろ暗い所があるから訴え出なかったのかしら。それともただのいっちゃってる人なのかしら。どちらにしても、コワイ。
「チェスター街の日」確かにそうすれば説明はつく!が、美鈴との邂逅はご都合主義全開だったなあー。しかし、そんな話を鵜呑みにした挙句、常人では考えられない推理を自信満々に語るなんて、安楽椅子探偵って変な人だよなー。
「雷雨の庭で」ハシゴで不法侵入を試みるおっさんもすごいが、おっさんごとハシゴを倒した人もすごい。変人VS変人。
「迷家の如き動くもの」まあそんなことだろうと思ったよ。というオチですが、何かに追いかけられているシーンが多かったため、とにかく読後疲れた・・・。
「二枚舌の掛軸」ツインテールの教授につっこみたかった。教授ならば、萌えよりもインテリジェンスを優先させるべきではっ!?茶父さん、どっかで見たことあるかもーと思っていたら、「08」での四枚のカードに出てきたあの人?裏表裏表がわかんなくなって困った。
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