「本題」
西尾維新が書いた5通の手紙と、それを受け取ったクリエイター達による「本題」から始まる濃密な対談集。
西尾さんの本最近読んでないなあ。
というか、西尾維新作品に対する世間の需要がまだあるんだなあということに、びっくりです。
羽海野大先生の名前があったので、読んでみました。
意外にも、みなさん西尾さんの本を結構読み込んでおられて(しかもベタボメ)、「そ、そんなに褒めるポイントがあるのか・・・!」と驚愕しました。それにしても西尾さん、一日2万字とか書くんですね・・・。ノルマ?どうりで内容がほとんど意味のない・・・薄っぺらい印象が残るんですねえ・・・。西尾さんの言葉遊びが10年くらい前は好きだったので、やっぱり色々語感を考えながら書いてらっしゃるんだなあと思ったり。
羽海野さんとの対談では、クリエイターとしての才能について、ひとしきり自慢話のようなものが繰り広げられています。恐らく、お二人とも人一倍の努力をされてきた、という自負があるからかもしれません。まあ、才能云々を理由にして辞める前に、血ヘド吐くまでがんばれやという話ですかね。(たぶん違う)しかし、努力したからといって成功できるとは限らないという・・・シビアな話でした。根性論、ごもっともです。でもね、・・・向き不向きはあるような気がする・・・。
あとは、辻村さんが今は余生を生きているようなものだ、とおっしゃっていて。・・・ずいぶんと充実した余生ですね・・・とジト目になってしまいました。
西尾さん、対談では意外に普通の人でした。
羽海野さんが、ベタボメしていたということもあり。もうすぐ完結予定ということもあり。物語シリーズの続きを読むか!と思って読んだんですけど、とんだ時間のムダでした。感想は後日。
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