「清須会議」
信長亡きあとの清須城を舞台に、柴田勝家、羽紫秀吉、丹羽長秀、池田恒興ら武将たちと、お市、寧、松姫ら女たちの、歴史を動かす心理戦が始まった。
清須会議を知らなかった私・・・。世間では常識らしいですね・・・。
大河ドラマの黒田官兵衛も出てきて、「おおー、今、秀吉に仕えてる時期の話をやってるよなあ」とか思ってました。歴史に疎いと、誰が誰だか、いつの時代なのやら、めちゃくちゃです。
清須会議とは、織田信長が本能寺の変で討たれ、その後すぐに明智光秀も討ちとられた後、織田家当主を決めるために開かれた会議です。信長には3人の息子がいたのですが、長男は本能寺の変の時に二条城で討たれ、残るは次男と三男。次男は少々頼りなく、有力なのは三男の信孝とされていた。柴田勝家は信孝を擁立し、筆頭家老の座を守ろうとする。しかし、あの男がそれを黙って見ているはずがなかった・・・。
ザ・成り上がりの羽柴秀吉が、天下統一に向けて動き出した!さすがに私も誰が勝つかは分かるので、どきどき感はなかったです。話はすべて登場人物の一人称。ほとんどが腹の探りあいで、正直、3分の1くらいで飽きました。笑。
会議自体のおもしろさはおいておいて、人間の滑稽さとか、空しさとかを表現するのがお上手です。この辺はさすが三谷さんだなと思いました。次男・信男のイノシシ狩りのアホっぷりと言ったら・・・。オレ、ブドウ狩りならうまいよって。いやいや。あと、池田さんの迷いっぷり。行き過ぎたーっ!って駄目じゃん!
堀秀政のことを秀吉が「きゅーきゅー」と呼んでいるのがおかしかった。きゅーきゅーってペットみたいだな・・・。前田玄以の朝礼シーンが好きでした。なんか、この戦国の世にも、普通の事務方がいたんだなあと思うと、ほっとします。
映画の方も見てみたいです。テレビでやらないかなー。
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