「煉獄のエスクード」
退魔の妖剣ブラディミールに選ばれてしまった少年、深津薫は、教皇庁の影の組織エスクードの一員となり、扉を封印する力を持つ少女「レディ・キィ」の護衛の任務につくことになる。
魔道具や魔術がいい感じに物語を盛り上げています。やっぱりいわくつきの剣ってときめきますよね!キャラもみんな魅力的です。特にレイニー姉さんと真澄兄さん、パンクに変態ロードが好き。
今まで日の当たる道を歩いていた彼は、突然日陰というか地下道を歩むことになるのですが、彼は全く今までの自分を取り巻く環境に未練を感じていない印象を受けます。えらい淡白だなあと。まあ、途中で学校の回想シーンが入っても萎えるので、これはこれで良かったんでしょう。
本を読んでいながらにして、映画を見ているような気分になりました。ちょっと官能的表現も見受けられますが、それも雰囲気にマッチしています。洋画だとお約束みたいなもんだし。
またもやネズミーランドネタが。ネズミ好き・・・?私はアヒル派です!
そして、絵師のともぞさん。「12月のベロニカ」では、挿絵があまりにもお粗末で思わず吹いてしまいましたが、「眠り姫」以降じわじわと上達されているようで、喜ばしい限りです。真澄兄さんがステキ。あの目がステッキー。
久しぶりに楽しみなシリーズが増えました。ひっそりとブログの片隅で応援しています。
2巻でこのおもしろさが損なわれていないことを祈っております・・・!
長くなってしまいました。愛ゆえに。
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