「鴨川ホルモー」
新入生の安倍は葵祭からの帰り道、新勧コンパのビラを受け取る。参加したコンパで、早良京子にひと目惚れした彼は、“京大青竜会”というサークルに入部。しかしこのサークルは式神や鬼を使った、通称“ホルモー”を行う奇妙なサークルだった。
ホルモーって競技名だったんですね、ホルモー。ホルモンと響きが似てるもんだから、もっと肉っぽいものを想像してました。物語終盤に、ホルモーのもう一つの意味が明らかになるのですが、最後までホルモーの語源は謎でしたねー。なぜホルモー?
先に「鹿男~」を読んでて、その時は何も感じなかったのだけれど、この本を読んで、すごくモリミー節に似てるなあと思いました。舞台が京都ってのも関係してるんだろうなあ。主人公のやたらと勿体ぶった喋り方も、雰囲気が似てる~。やはり妖怪が似合う町、京都。どんな世界観もどんと来い。顔が絞りの先みたいな鬼だってオッケーさ。京都の懐の広さを再認識しました。
ホルモーという競技を戦うことになった主人公。そう、この物語は、若者が仲間たちとぶつかり合いながら成長し、ホルモーを戦い抜く熱い青春小説・・・!という皮をかぶった恋愛小説です。最後、ほんま甘いですから。一目ぼれ三段構え。
主人公の鼻フェチは、結構理解できる人多いんじゃないかなあ。かく言う私も、指のきれいな男の人に弱いです。笑。フェチズムはみんな持っているもんだ!触りたいと思うのは、自然な欲求なのだ。変態じゃない!
最後に、男たちの熱き雄たけびで締めくくりたいと思いますです。
「ホルモオオオォォォー!」
PR