「GosikⅡ」
「“灰色狼の末裔”たちに告ぐ。・・・」新聞の広告欄に掲載された謎のメッセージを見て、学園を飛び出すヴィクトリカ。彼女と九条一弥は、ある山間の小さな村を訪れる。そこは、ヴィクトリカにとって忘れ難い場所であった。
ヴィクトリカのお母さん話。
森の中の閉ざされた村が舞台です。そそられますね!
誰も彼もが怪しく見える~と思いつつ、モノローグにしてやられました。予想は外れちゃいましたよ。動機は結構、どうでもいいというか、そんなことで・・・?という感じでした。最後は好き放題に荒らしていってましたからね。いやー、あれはちょっとやりすぎでは・・・。トリックはマジックの原理と同じですね。昔、ちょっとかじったことがあるんです。でも、結構好きだな、うん。
ヴィクトリカ嬢が、とにかくかわいい!お風呂好きという好みも発覚・・・(めもめも)。一弥君も、小さなナイトという感じで、かわいらしいですねえ。ほのぼのします。
森の中の不気味な情景や、くらーい、閉鎖的な雰囲気が出てて、そこがすごく良かった。ミステリー初心者さんや、ライトなミステリー読者の方にはオススメできそうです。富士見ミステリー文庫だから、という理由で、敬遠していた時期もあったのですが、こんなにおもしろい作品があったとは。レーベルやジャンルに対する偏見っていけないなあ、と反省しました。可能性を自ら狭めているんだなー。色々手に取ってみないといけませんね!
言い訳なんですが・・・、本当につまんなかったんだもん。「浪漫探偵・朱月宵三郎」・・・。
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