「ZOKUDAM」
ロミ・品川とケン・十河が配属された、遊園地の地下にある新しい部署には、真新しい二体のロボットがあった。戦士として選ばれた二人は、このロボットで怪獣と戦うらしいのだが、さて。
前作「ZOKU」を読んだのは、だいぶ前なので、イメージは朧なのですが、もっと痛快でおもしろかったような気がする・・・。つながりも良くわからず(そもそも覚えているのが、木曽川さんだけ)。これは、先に「ZOKU」を読み直しておくべきでした。失敗・・・。
主人公は、たぶんロミとZOKUDAMの面々。ロボットの話もありながら、2カップルの進展(?)度合いも見所かもしれません。ZOKUDAMもTAIGONも、お互いに偵察したりしてるんだけれども、いまいち緊迫感がなく、本当にやる気あるの?ぐらいのゆるゆる感。この企画自体が、お偉い人たちの道楽みたいなものだしなあ。
しかし、あれですね、ロボットものなのに対決するシーンが出てこないっていうのは・・・。非常にシビアです。そもそも二足歩行自体がねえ・・・。笑。この皮肉っぽさが、全然嫌味でないのは、その辺の森さんの知識が下地にあるからなんだろうな、と想像してみる。あと、ロミと野乃ちゃんのかわいさ故かと。ロミも十分かわいいんだよ。あの強気さがいいのだ!もう、負け犬女の話になると、必要以上にアンテナの感度が増すのです。そう、世の中は独身に厳しいのさ・・・。
巻末の「ロボット大決戦観戦御一行様」。確かに私も指をさしてしまいそうです。
「来い!」
「お楽しみはこれからだ。」
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