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読書の記録です。

「モップの精は深夜に現れる」

近藤史恵/実業之日本社

清掃作業員の少女、キリコが事件と働く人の悩みを解決するお話。
掃除をする人なだけに、ゴミがきっかけなことが多い。目のつけどころが違います。考えてみれば、ゴミって情報の宝庫ですよね。
「ほかに代わりがいるかもしれないけど、それでもここにいたいの。だから、いいの。代わりの人に取られないように、一生懸命やるの。」
好きな一言です。大体の仕事が自分以外でも代替可能なわけで、自分がいなくなっても何も変わらず仕事は流れていくし、続いていく。そう考えるよりも、彼女のように考えた方が確かに気持ちは楽かも。
じめじめした日が続きますが、この本を読んで、ぜひさわやかな読後感にひたって下さい。


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