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読書の記録です。

「猫は引越しで顔あらう」

柴田よしき/光文社

同居人のミステリー作家・桜川ひとみの転居にともない、東京で暮らし始めた正太郎。隣猫、フルフルとニンニンのコンビと一緒に、新しい街で、新しい冒険に大忙し。

うちは猫を飼っていません。我が家のわんこと両親は猫嫌いなので、たぶんこれからも飼うことは無いでしょう。猫、かわいいのに・・・。だから、柴田さんの書かれる猫のいる生活、というものが、とてもうらやましいです。それ以上にうらやましいのが、同居人桜川ひとみさんのマイペースな生き方なのですが。笑。
このように、猫描写が気に入って読んでいるこのシリーズ。えー、正直ミステリーとして、おもしろいかどうかは微妙。謎解きの過程は良い。ケモノ会議。猫ならではの視点。本当に猫同士で、あんな風にウニャウニャ喋ってたらいいのにー。しかし、結果が・・・。急に生々しくなってみたり、どーでも良かったり。もっときれいにまとめて欲しかったなあ、という感じでした。
サスケとのコンビが見れなくなったのは残念だけど、新しいパートナー、ニンニンとフルフルもいい感じです。安心しました。トマシーナは出てきませんでしたねー。ひとみさんの恋愛模様も描かれず、しばらくは両方ともおあずけ?
次は引越しの長編になりそう。短編に輪をかけて微妙なんだよな、長編・・・。
ちなみに、私の永遠の憧れの猫は、ロシアンブルー。ペットショップへ行ったら、しばらく張り付いて愛でてます。あのグレーが美しい・・・(うっとり)。


「しかし言葉を返すわけではないが、この世の中に、自分勝手でない猫、というものが存在しているのならば見せていただきたい。」




おまけ。最近お気に入りの猫ブログ。
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