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読書の記録です。

「紅牙のルビーウルフ 4」

淡路帆希/富士見書房

式典で突然襲われたルビー。必死に抵抗し逃れたものの、“導きの剣”は謎の腕と共に空間に消えてしまう。神具を巡る大いなる陰謀が動き出している事を悟ったルビーウルフは、奪われた牙を取り戻すために旅立つ。

しおりが2枚挟まってました。微妙なお得感。
さて、本編。
少し世界が広がってきた4巻。登場人物も増えて、おもしろくなってきました。
特に良かったなあ、と思うところが、ルビーさんのお悩み相談。年齢に相応しい女の子の姿が好ましく感じられました。わんわんコンビの出番は少なかったけどさー。ケーナお姉さまの粋な計らいが素敵だと思います。笑。もし、今度読みきりがあるとしたら、ケーナとフロストが主役の短編が読みたい。
今更なんですが、この世界には神職みたいなのが無いのかな?世界には、神が存在する、と。で、神の分身と言える神具がある、と。人々は、その伝説を信じ、神具を継承する王族を奉る、という世界観。一般的には、宗派みたいなものがあって、神職にあるものが、大きな権力を持ち政治に影響を与える役どころだと思うんだけど。今のところ、王族・騎士・貴族しか出てきてないような。「すべての神具と所有者が集まった時、神は復活し、世界を滅ぼす」という共通認識のみが彼らの宗教観だとしたら、まあ、宗教家はいらないのかな・・・?ううむ。まあ、私もそんなに詳しいわけではないので、ここまでにしときます(苦笑)。
話戻って、戦闘では腕を斬られるところが痛そうでした。ハガレンのランファンは自分で斬ってたなあ・・・。1巻以来の容赦の無さを感じました。イグニスに関しては、特にビックリ感もなく。笑。
続きは5巻へ。希望としては、エリカは脅されて仕方なく~、ではなく、自分なりの信念や考えがあっての行動であって欲しいな。私のエリカさんに対するイメージが、理由を外に求めないというか、うーん、自分の始末は自分でつける、みたいな感じ、がするので。


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