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読書の記録です。

「交響詩篇エウレカセブン 4」

杉原智則/角川書店

連邦首都からの脱出、世界の存亡を巡るエウレカの謎、新たなボードを得て蘇ったニルヴァーシュ。めまぐるしく動く状況のなか、事態はデューイの野望により加速する!少年と少女は互いの絆を武器に“ゾーン”へ最後の戦いに挑む!!

忘れてたわけではないのですが、今更の最終巻です。ぎゃー、ほったらかしててごめんなさい~。
アニメ版のエンディングがどんなもんやったか、当時後半勤務の関係で見れない回もあったりして、記憶があいまいなのですが・・・。ただ、やっぱり私は小説の(解釈)の方がわかりやすかったなー、と思います。特に、コーラリアンの謎が良かったです。人類は、脱出したつもりで、一回りして帰ってきただけだった、という馬鹿馬鹿しさが好きだ。そして、今の環境破壊とだぶるようなテーマ性も感じられました。きっと、今私たちが住んでいる地球も、形は違うけれども、同じように生きるものを理解しようとしているし、何かの形でメッセージを送ってくれているはずなんだ。
小説版のエンディングの方が私は好きですね。第一期のOPを思い出したわー。逆に、アネモネとドミニクのカップルは盛り上がりませんでしたね。控えめ。笑。何故、アニメのエンディングが好きじゃないかってーと、今まで好き勝手してきたレントンがだな、さらに3人の子供をじっちゃんに預けてエウレカのもとに走ったというあの構図が受け入れがたかったのです。あと、相合傘もなんだかな・・・。まあ、とにかく、恋する少年少女はすさまじいパワーを放っています。お年頃のみんな、ステキな恋をして下さいまし。
アニメは、私にニルヴァーシュの軽やかな踊りと、色鮮やかな世界を魅せてくれた。小説は、世界の成り立ちと論理を易しく教えてくれた。マンガは・・・途中で読むのをやめちゃったけど・・・。様々なメディアで1つの大きな世界が完成したような気がします。


「きみとなら、できる」


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