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読書の記録です。

「キララ、探偵す。」

竹本健治/文藝春秋

愚図なドジっ娘メイド・キララの正体は最新鋭アンドロイド。ご主人様のためならあんなコトもこんなコトも! 青春メイドミステリー。

マイパソさんが壊れてしまい、久々の更新です。記憶が薄れてゆく・・・。
竹本健治さん初読み。何年か前に、何かを読んだことがあるのですが、ついていけず挫折した記憶があります。難解なイメージ。しかし、この本はメイドだし、大丈夫だろう!と。実際、大丈夫でした。なんかえらい記憶と違う雰囲気にびっくりしましたよー。
「アイドル好きの童貞オタク大学生」という紹介文とは裏腹に、なかなかの行動派主人公です。だって、バイク乗り回してるし!私は、大きいバイクを乗り回すオタクを見たことがないので・・・。車はいたかなあ。謎解きは、別に「ああなるほど」くらいの感想で、普通。ベースの割には、まともでそこは良かったと思います。やはり今回は、メイド・キララ嬢のインパクトが強力です。「~ですう。」喋りには正直、引いた。笑。そして、セクサロイドモードのクララにはもっとびっくりした。うーん、しちゃったところが意外だったなあ。びっくりしたと言えば、最後の方のアレにもびっくりしましたが!ばれてるよ・・・。そんなアヤシイ動き・・・。
まあ、私は女子なので、特にいいなあともなんともって感じなのですが、世の男性にとっては、これほど便利で快適なものは無いだろうな。ナマモノは、わがままで言いなりにはならないものですから。そう考えると悔しいなあ。だって、私にはこんな風に尽くすことは絶対に出来ない。くそう。こんなアンドロイドが出来る時代には、私も執事アンドロイドを所有してやる。クラウディオ風の・・・。


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