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読書の記録です。

「ドッペルゲンガー宮」

霧舎巧/講談社

学生サークル《あかずの扉》研究会に、純徳女学院の教師から生徒の捜索が依頼される。メンバーは、彼女の自宅《流氷館》で行われる推理ゲームに参加しようとするが・・・。

文庫本のぶっとさから、気になりつつも避けていたのですが・・・。読み始めたら、あっという間でした。霧舎学園シリーズよりおもしろい!頭木保君はこちらでも、いてもいなくてもいいポジション。苦笑。後動さんは意外と打たれ弱い?短編とは違うイメージだったような気がする。
地味ーに人がたくさん死にます。ノリとしては、金田一少年の事件簿大学生バージョンの仲間がちょっと増えたみたいな。(わかりにくい)
「そして誰もいなくなった」は未読でして、オチも何も知らないのです。知らなくても支障は無いですが、予備知識があれば、また違う楽しさも発見できていたのかなー、と。
最後の謎解き。双子と発音のあたりが、どーしてもご都合主義だと感じてしまう。そこが残念。うーん、納得できないなあ。
次の作品も読みますよー。二本松くんと、ユイの不器用な恋の行方も気になりますし。


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