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読書の記録です。

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「断章のグリムⅡ」

甲田学人/アスキー・メディアワークス

媛沢遥火は通学の途中、駐車場に泊まっていた車の窓に、赤ん坊のような白い手形が2つ浮かんでいるのを目撃してしまう。一方、白野蒼衣は禍々しい人食い物語(ヘンゼルとグレーテル)の予言を受けた。

雪乃さんのふわふわポニーが好きです。
私は世界観が薄らいだ頃に読むので、毎回ちょっとした解説が入るのは嬉しいなあ。逆にまとめ読みする人にとっては、くどいのかな。
今回のモチーフは「ヘンゼルとグレーテル」。お菓子の家と、パンくずの印象が強くて話のオチを覚えていなかったのですが・・・。グレーテルが魔女を殺した場面があったのねー。そして、この構図こそが物語のキーポイントとなるのです。グレーテルの配役は意外だったなあ。今回は、蒼衣の断章が出てこなかったので残念だったー。結構好きなのです、あれ。今作のゲストキャラは、1巻に引き続き、期待を裏切らないベタキャラです!その名も「孤立しているクラスメートにかまう、世話好きの委員長」。これ、見るたびに現実的にありえないと思うの。こんな人、いないよね?
しかし、2巻も容赦なく殺してますね。恐るべし泡禍。グロな描写より、雪乃さんがリストカットするシーンが一番痛い。この本に限らず、私はリストカットの描写に弱いんです。トリハダが・・・。
泡禍が存在する限り、彼らの戦いは続く・・・ということで、この物語がどう決着するのか非常に気になるところです。ウワサでは、どんどんグロさが増してきているようで、不安を感じつつ、今度はどんなトラウマが描かれるのか楽しみにしています。・・・我ながら、ねじくれてるなあ・・・。


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