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読書の記録です。

「鋼殻のレギオスⅣ コンフィデンシャル・コール」

雨木シュウスケ/富士見書房

剄の力を加速的に飛躍させる違法酒密輸事件を捜査していたツェルニ都市警察とレイフォンは、偽造学生証を保持した集団に遭遇する。その中に、グレンダンの最強傭兵集団の団長・ハイアがいた。さらに違反酒捜査の手はツェルニの生徒にまで及ぶ。

積みラノベを消化キャンペーン実施中です~。このシリーズも、だいぶ先まで出てますが・・・。飽きるところまで、追っかけてみよう!
ええっと、前回までのあらすじがすっぽり抜けてるけれど、ツェルニでは武芸大会の予選?小隊の試合中なんですかね?で、グレンダンでは、大きな動きは無く、リーリンがデルクからレイフォンへの預かりものを受け取ってどうしよう・・・な感じ。
今回は、シャーニッドの過去が少々。試合で対決する第十小隊は、かつてシャーニッドが所属していた隊。ディンとダルシェナ、シャーニッドの連携は素晴らしいものだったが、突然シャーニッドが脱退。その後、第十七小隊へ入ることに。彼らにとっては、因縁の対決となるがそれ以外にも問題が。ディンが違法酒の密売に関わっているという情報が入ったのだ。
今回のメインは第十小隊のディン、ダルシェナ、シャーニッドの三角(いや四角?)関係を通して、都市を守りたいと頑張る他の小隊員のお話という感じでしたー。ニーナはニーナですごく強い信念を持っているのだけれど、他の小隊員もこれだけの思いを持っているんだ、という。彼らはそれが恋愛感情と混ざってしまって、駄目になってしまったんだな。この人のためにという思いが先だったのか、都市をただ守りたいという思いが先だったのか、もうわからないけれど、もう、あの頃の3人には戻れないの・・・。というなんかの曲みたいな感じでした。
第十七小隊にナルキが加入したり、最後にフェリとニーナとレイフォンの三角関係を匂わせたり・・・。廃貴族、という新たなキーワードも出てきました。ここらあたりから、物語が広がりを見せてくるのかもしれません。自律都市の精神体が重要な役割を担ってくるような・・・。汚染獣に滅ぼされた都市の精神体が恨みによって、暴走している状態の廃貴族。これをグレンダンに持ち帰って、どう利用するつもりだったんでしょうねえ。そこがわからなかったのは残念。物語にどう絡んでくるのか注目!
今回も、レイフォンは本来は刀~とか色々言ってましたが・・・。俺の力はまだ100%出してない、みたいな感じ?正直、レイフォン最強話はもう飽きたの・・・。強い、強いと連呼されると逆に疑わしくなってくる・・・。


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