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読書の記録です。

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「我が運命導け魔剣」

秋田禎信/富士見書房

レジボーンを後にし、ナッシュウォータ市に滞在中のオーフェン一行。次の目的地を決めかねていた彼らは、市内の剣術道場の抗争に巻き込まれる。

ロッテさんだ!最初は大人しそうだったのに、実はおっとろしい女子なのよ~。女難の相が出ているオーフェンは、姉たちを始め、クリーオウやら色々な女性に振り回されているのですが、みんな結構にぎやかであっけらかんとしてますよねー。それが、ロッテさんは静かに恐いんです。きっと、怒らせたら、存在無視される感じですよね。抉るタイプですね。
東部編は、ロッテさんの父親が持っていた剣・フリークダイヤモンドを巡るドラゴン種族と、エド(コルゴン)、ロッテさんの三つ巴の戦いから始まります。ライアンとかヘルパートとか、名前を見ると思い出すなあ。けど、話の展開はさっぱり・・・。
待ってましたのコルゴンが登場!と思ったら、結婚してましたとさ。改めて挿絵を見ると、なかなかのイケメンですよね~。当時はロン毛が駄目で、今も好きではないのですが・・・。それを差し引いても、確かに美形だな、コルゴン・・・。抜けてるけど・・・。ロッテのエドに対する憎しみは、不思議な愛の形だなあと思います。めっちゃ歪んでません?笑。殺したいほど愛してる~。斬られてしまったが!
ライアンがクリーオウに感じたのは、嫉妬だったのかなあと思ったりした。クリーオウはただのお嬢様ではなくて、鋭い指摘もできるし、自分の主張を持った芯の強い女の子だと思う。けれど、恵まれた環境で育った彼女には、人間のあらゆる負の部分を本当の意味で理解することはできないのだ。何故なら、それは体験することではじめて理解できるものだから。今までのように、まっすぐな思いをぶつけてそれで解決できるような相手ではないだけに、クリーオウが揺さぶられています。同時に、レキとの別れの時も近づいているんだなあ。・・・って、マジクの出番が少ない!?笑。薄幸・・・!
しかし、オーフェンも夫婦喧嘩に巻き込まれるなんて、なんてツイてない・・・。


「持っていけばいいわよ!」

「そんなもの、持っていけばいいじゃない!」


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