「たのしいムーミン一家」
訳者/山室静
ニョロニョロは、怒ると恐いのよ!
知らない人はいないだろう、カバ型妖精・ムーミンのお話です。
ずっと前に読んだことはあるのですが、飛行おにの帽子で、ムーミントロールが変身したところで、読むのをやめたような。ムーミンのトートバッグ欲しさに文庫を買ったはいいけど、もう1冊読みたい本が見つからないという・・・。本末転倒になってしまいました。
この本を読んで、ムーミン一家は本当に懐の広い妖精たちだと思いました。お客さん大好き!なムーミンママ。なんか良くわからない人だけど、とりあえずウェルカム、のノリで。大丈夫か、ママ!?そんなにすぐ家に上げて大丈夫か!?と私の方が心配してしまいました。
とにかく彼らはおもしろいことが大好きで、いつでも冒険に出かけます。あまりに展開が突然すぎてついていけないぜ。笑。マメルク釣りのあたりは、一体なぜ、ピノキオみたいな展開になっているのか、一瞬悩みました・・・。飛行おにの帽子のせいで、家がジャングルみたいになったりしますが、超ポジティブなのにびっくりします。見習いたい・・・。
スノークのおじょうさんは、本当にかわいいなあ!ムーミントロールのことが、そこまで好きだったんだー。いじらしい乙女心・・・。しかし、目が異常におっきくなったり、前髪がなくなったり、ひどい仕打ちを受けててかわいそう。最後には、ムーミンが優しくなだめて丸く収まってる感じ?とにかくお似合いです。
ルビーは・・・。その手で来たか!と。最後の終わり方はかなりご都合主義的な印象を受けましたが、揉めるよりはいいのか、な・・・?
挿絵がかわいくて、なごみますなー。
PR