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読書の記録です。

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「我が館にさまよえ虚像」

秋田禎信/富士見書房

多くの戦死者を出してたどりついた領主の館。殺されたはずの領主は生き返り、ダミアンの腹の中は読めないまま。マジクとクリーオウまで領主に心酔してしまったのか!?

とうとうたどりついた最接近領。
領主・アルマゲストというのが曲者でして、周りの人間を心酔させることができるみたいなんですな。しかも、死んだはずなのに、次の日ケロリと生き返ってるし。なんじゃお前ー!ここでウィノナとダミアンともお別れです。ウィノナは、まあいいとして・・・。ダミアンの最後が小物っぽいな・・・。
ロッテーシャは、そんな役割でしたっけ!とびっくりした。そうかあ、領主と同種の存在なのか。本人に自覚が無かっただけで、いつでも他人を支配下に置けたということ?コルゴンに通用しなかったのは、コルゴンだから・・・という理由でいいのだろうか。笑。
久しぶりに地人兄弟の出番が!懐かしいなあ~。「~殺すぞ!」のフレーズを久しぶりに読んだ気がする~。マジクの一人立ちは、早いんじゃない?と思うのですが、師匠が偉大なだけに、自分の無力さが際立つから焦るのかなあ。何度も書くけど、マジク天才なのに。ムードメーカークリーオウは、すっかり元気を無くしてしまって、私もしょんぼりした気分になってしまいました。ライアンの一件がよほどこたえたのか・・・。マジクとクリーオウが抱える問題に、答えを教えてくれそうだったから、領主の言葉につい飛びついてしまったけれど、実際問題、答えなんて簡単に出ないし、償うことだって簡単なことではない。オーフェンがやっとこさ、マジクに言葉を伝えましたねえ。なんだかんだで。オーフェンは優しい先生だわ。
とうとう彼女が戻ってきた。長い道のりだったはぐれ旅も次で最終章!

私もにょろにょろと生きていきたいです・・・。にょろにょろと・・・。


「いいか、お前は行く――――――――だが、いつもどってきてもいい。分かったか?」


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